土地の売買価格以外にもいろいろと費用がかかります。
土地探しって中々希望の土地が見つからず大変ですよね。
そんな中で良さそうな土地が見つかると、
「よし!ちょっと価格は高めだけど、もうここに決めよう!」、
「あとは家の方で調整すればいいか」と、なる場合もあるかと思います。
今日はここで注意しておいて頂きたい、「売買価格以外の費用」についてお伝えします。
1.土地の諸費用とは?
土地購入代金以外にも様々な諸費用がかかります。
「そんなの知ってるよー、仲介手数料や登記代とかでしょ?」、
「はい、そうなんです、皆さんよくご存知ですよね」。
それ以外にも、ローンの手数料や印紙代、固定資産税の差額、下水道負担金、水道加入金などが上げられます。
この辺は、皆様もご存知かと思いますので、今日は詳しくはお話しません。
こういった諸費用もあるんだなーと覚えておいてもらえたらOKです。
本題はここからです。
2.上下水道の引き込み工事費
検討中の土地に上の写真のような物体がありますか?
もし見当たらない場合は、新たに道路から水道、下水道を引き込みする必要がありかもしれません。
土地によっては、浄化槽の設置という場合もあります。
引き込み工事費用は一律ではなく、前面道路のどこに本管があるのか、
深さはどれくらいなのか、どの程度の距離を引き込んでこないといけないのか、土地の状況によって工事費用が変わります。
すぐ近くに本管があっても数十万と工事費用はかかります。
注)すぐ近くに本管が通っていない場合は、引き込み工事費用が100万円単位で必要になる場合もあります。
なので、事前に引き込み費用がどれ位かかるのかを検討しておく必要があります
3.地盤改良工事費
この地盤改良工事費も重要です。改良工事がいるのかいらないのか。
いるのであれば、何十万と費用が必要になります。
地盤の状態が悪ければ、100万、150万、200万とかかる場合もあります。
これだけの費用が必要となると、
家の間取りも決まって、土地の支払も終えて、さー工事にかかろうというワクワクドキドキの段階で、
・
・
・
・
「地盤改良工事費が100万円必要です」、
「・・・・・えーーーーーーそんな費用がいるのー!聞いてないよーーー!!!」と、
なっては困ってしまいませんか?
なので事前にどのくらいの費用がかかるのかを検討しておくのがおすすめです。
その為には、地盤調査を行う必要があります。
物件によって、事前の調査が可能な場合と、不可能な場合とあります。
不可能な場合は、周辺で過去に調査をおこなっていれば参考にするなどして、
この土地だと地盤改良が必要になるかもしれないと、資金計画に入れておくのが良いですね。
3、造成工事費
「造成工事???」
造成工事は、家を建てるのに適した状態にするための工事です。
例えば検討の土地が畑や田んぼだった場合、そのままの状態で肥土の上に家を建てるのは不安があります。
なので、表面の土をとって新しく宅地に適した土を入れます。
他にも、道路より土地が高くなっていて、いわゆる高低差がある場合、車を入れるスペースを確保するために土地を削ったり、更に削った部分の土が流れ落ちないように土留の擁壁を設置します。
これらの工事も内容によって大きく前後します。
数十万で済む場合もあれば、何百万とかかるケースもあります。
やはりこちらも事前のチェックが重要となります。
土地の売買価格が安くても、これらの工事で思ってもない費用がかかったりすると、家の方を我慢していく計画になってしまうかもしれません。
こんな問題を回避するためには!!↓↓
住宅会社の担当者さんに聞いてみるのがおすすめです。
「結局これが言いたいのかー」
と、お叱りを受けそうですが、
不動産屋さんは、不動産売買のプロフェッショナルです。
私たちのような住宅会社のスタッフは、家づくりのプロフェッショナルです。
選ばれた土地に良い悪いを言う訳ではありません。