広く感じれられる工夫とは??
本日は住まいが広く感じられる工夫をご紹介します。
前回のコラムでは、家の広さを確認する際に、「帖数だけで判断するのは注意が必要ですよー」と、お話しました。
どんなモジュールで設計されているかしっかり確認しておきましょうと!!
詳しくはこちら
ただ、帖数が大きければ良いわけでもなく、同じモジュールで、同じ帖数でも、
「あれ、うちなんか狭くない?!」、「あれー、うちのリビング8帖あるし、見学会でも確認したんけどなー・・・」、なんて事がおこる可能性があります。
そうならない為にも、広い、狭いを感じる帖数以外の要素の3選をお伝えします。
1.視線の抜け具合
??「視線の抜け」とはなんでしょうか?
この記事を読んでくださってる方は、家づくりが初めての方が多いかと思います。
視線の抜けなんてあまり聞いた事がないかもしれません。
「視線の抜け」は、例えば玄関からリビングに入った時を想像してみてください。
目の前に、ソファー、テレビ、壁で行き止まりという空間と、
リビングも見えて、側に大きな窓があり、視線が外まで抜けていく空間。
はたまた、リビングの奥にも別の空間が見えるなど。
どちらが広さを感じられるでしょうか?
「視線の抜け」とは、空間にどれだけ奥行きを感じられるかといった感じです。
下の図でも解説しますね。
同じ広さの空間でも、視線が抜ける距離が長くなる方が、奥行きを感じ、空間が広く感じられますよね。
なので、広く感じさせたい場合は、可能な範囲で、奥行きのとれる間取り計画も検討されてみると良いですね。
2.天井の高さ
広く感じされる工夫その2は、天井の高さを考えるです。
こちらは皆さんも体感されることが多いかと思います。
同じ面積の空間でも、例えば吹き抜けがあるとか、天井が高いと、
解放感もあり、ひとまわり広く感じられますよね。
逆に天井が低いと、圧迫感を感じ、広さを感じられにくいと思います。
ただ、これは「どんな空間にしたいのか」によっても変わってきます。
落ち着き感を出すために、あえてグッと天井高を低くする場合もありますので。
弊社鳥取モデルハウスも参考になります。
あえて、天井高を低くしたダイニングキッチン↓
大きな窓、吹き抜けのあるリビング↓
実際に見て体感してみたい方は、こちらから見学予約お待ちしております。
3.大きな窓
広く感じられる工夫その3は、「大きな窓」です。
窓って何気なく配置しているケースもあるかもしれませんが、住み心地を左右する重要な要素です。
小さい窓より、大きな窓の方が解放感もあり、視線も外に抜けていくので、広がりを感じやすくなります。
ただ、やみくもに大きな窓をたくさん配置するも注意が必要です。
ぐっすり眠るための寝室が、大きな窓だらけだとなんだか落ち着かないですよね。
その空間がどんな用途で、どんな気分を味わいたいか・・・。
開くところと閉じるところのメリハリが大切になりますね。
最近では、リビングでも小さな窓の家も見かける事がありますが、
住み心地を悪くしない窓計画であれば、大きくとる事も一度検討してみられても良いかもしれませんね。
ただし、様々な敷地の条件、お施主様の希望の暮らしもあっての事ですので、大きな窓をとることが絶対ではありません。
大きな窓を作ったのは良いけど、お隣さんから丸見えでカーテン開けれないでは、あまりよろしくありません。
様々な条件を加味したうえでの、最適な空間づくりを検討してみてもらってくださいね。
広さを感じられる工夫3選まとめ
1.奥行きを感じられるように視線の抜けを考える
2.横方向だけでなく、縦方向(高さ)も考えてみる
3.開くところ閉じるところを考えながら大きな窓を計画する
これから間取りを計画される方は、部屋の配置だけでなく、この辺りも考慮しながら検討しされてみてはいかがでしょうか。
以上、空間が広く感じられる工夫3選でした。
寿ホームズでは、「家づくりの成功を左右する間取りの見方」というセミナーもおこなっております。
最終的に間取りにOKをされるのはお客様です。
間取りの見分け方の知識もないままにOKを出してしまうと、
今日のお話のように、「なんか狭くない?」、なんてことがおきてきます。
事前に良い知識を身につけておきましょう。
オンラインでも視聴できますので、お気軽にお問い合わせください。