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お客様家づくり日誌

更新日

2025年6月22日

けーなん様

29 吹き抜けとIHのメリット・デメリット

こんにちはけーなんです。今回は、今まで住んできた家(賃貸含む)にはなかったものを導入してみて実際どうだったか、という話です。

エルモさん(←営業担当の偉い人)が打ち合わせの中で「家は3回建ててようやく理想通りになる」と仰っていましたが、まさにその通りで、いいと思っていて設置しても、実際に生活してみるとデメリットもあったりします。

今回は特にメリットとデメリットが際立った「吹き抜け」と「IH」について書こうと思います。

  • 吹き抜け

😊メリット

リビングが明るい

晴れの時は勿論、曇りでも割と陽が入るため日中の照明はほぼ要りません。特に朝の日当たりが抜群に良く、その場にいるだけで体内のセロトニンが増えている気がします。

冷暖房の効きが良い

吹き抜けにシーリングファンをつけているため、1階のエアコンを稼働させておけば、2階も割と冷暖房が効きます。ただ、冷房のほうは冷気が下に行きやすい関係上どうしても2階が効きにくくなるため、そのようなときは2階のエアコンも稼働させます。

ただこれも次回(←最終回)に後述しますが我が家は太陽光パネルをつけており、晴れの日はかなり自家発電するため思ったより電気代はかかりません。

コミュニケーションが取りやすい

1階と2階の間の音がよく聞こえるため、いわゆる「ご飯できたよー!」的な声掛けがしやすいです。

🥶デメリット

音やにおいが筒抜け

「コミュニケーションが取りやすい」を悪い方に捉えるとこうなります。特に2階で何か作業に集中しているときや体調不良で横になっているときなどに、夫と子どもがテレビを見ながら大笑いしていたりすると結構気になります。

2階部分の面積が減る

当然ながら吹き抜けにした部分の床がなくなるため、2階の面積のうち1部屋分くらいが使えなくなります。部屋数を重視したい方にはこの面積がもったいないと感じるかもしれません。

  • IH

😊メリット

手入れが楽

今までガスコンロしか使ったことがなく、掃除(特に五徳のあたり)が面倒だなと思っていました。IHは全て平面なので使用後に軽く拭くだけでよく、非常に楽です。

グリルの使い勝手が良い

今までコンロ下グリルは魚を焼く時くらいしか使用していなかったのですが、IHのグリルは受け皿を変えればオーブントースターとしても使用できるので、オーブントースターが要らなくなりました。「トースト」「オーブン」「魚焼き(冷凍)」などいろいろなモードがあり、何も考えずにボタンを押せば自動でいい感じの焼き加減にしてくれるので非常に助かっています。

火の通りが早い

お湯もすぐ沸くため、電気ケトルも要らなくなりました。炒め物などもあっという間に完成します。

ガス代がかからない

今まではガスを使っていたため毎月ガス代を請求されていましたが、電気代のみになったのでかなり光熱費がかからなくなりました。

🥶デメリット

火加減の調節が難しい

メーカーによってまちまちですが、火力は10段階くらいで調節できます。上記の通り火の通りが早いため、「中火」でも予想以上に熱くなり、炒め物などが一瞬で焦げたりします。物理的に火が見えるわけではないので、慣れるまでは試行錯誤の繰り返しになると思います。

焼き加減にムラが出る

中央付近が最も熱くなるため、どうしても端との焼き加減に差が出ることがあります。私は平たく焼くもの(パンケーキなど)に関してはいまだに試行錯誤中です。(ただ、コンロに「焼き物モード」というものがあり、自動でいい感じにしてくれる機能もあります。それにしても焼き色が変になったりしているので、まだまだ修行が足りません)

調理中にフライパンを振れなくなる

調理中にコンロから鍋を離してしまうと「鍋が離れました!」みたいな表示が出てしまうため、炒め物を「振り混ぜる」動作ができなくなります。ただこれも加減の問題で、1秒くらいで且つ近距離なら離しても大丈夫だったりするのでこれも試行錯誤がいると思います。

以上、メリットとデメリットが際立ったものの話でしたが、細かいところではもっとたくさんあります(無垢板の床とか、キャットウォークとか)。

かなり昔に、某女優が何かの番組で「最高に住みやすいところも最高に住みにくいところもない」とコメントしていたことがあるのですが、結局はどんなものにもいい面もそうでない面もあるよね…ということだと思います。